マッサージ施術者必読。最小の力で最大の効果を発揮させる。




マッサージで指は疲れませんか?


ごきげんいかがでしょうか?

さんりんです。

いつも読んでくださり、
ありがとうございます。



今回のテーマ
マッサージを長く続けるコツ、紹介します。



お客さまや、いろんな方から、
こういった質問をよくされます。

マッサージしていて、
指は疲れないですか?


本当にこの質問は多いです。

正直、
すごく筋肉が緊張している人は多く、
その状態から、
楽にさせるにはどうすればよいのか?
毎回そんなことを考えています。

正直、疲れますよ笑。

お店を始めて数年の間、
がむしゃらに、
やみくもに施術していました。
そのせいで、
よく手が痛くなってきました。

お風呂で腕や手を揉んでいましたね。
スーパー銭湯の電気風呂で、
腕をビリビリさせていました。

今もなお、
数をこなすと痛くなります。

力任せにせず、
揉むコツをつかみ始めたのは、
運営10年目ぐらいだったでしょうか。

論理で分かっていても、
実際はそのとうりにはなりません。
何度も繰り返して、
呼吸のレベルになるまで、
習得していくのです。

空でできるレベルに達すると、
自分の力は最小で、
お客さまは最大効いている。
状態になります。

普通に気持ち良いと感じることに加えて、
身体の奥の方までわかる。
流れるように効いている。
身体の力が抜けていく。
しばらく楽に過ごせます。
というような現象が起こります。

私はマッサージ業者ですので、
普通と言えば普通なことなのです。
お客様が喜んでくださることで、
さらに上手になろうと思うのです。

その過程で、
指の力の抜き方を、
習得していきました。

今回のブログでは、
マッサージの基礎中の基礎となる、
力の入れ方、圧のかけ方をご紹介します。

前提として、
あくまでも22年目の運営で、
私が思うこととして、
認識してくれたらうれしいです。

マッサージ業者さん、
専門学校の学生さん、
マッサージに興味のある方の、
ご参考になればうれしいです。

それでは、

マッサージ施術者必読。
最小の力で最大の効果を発揮させる。


スタートです。



ブログを書いている人
ブログネーム:さんりん

職業:鍼灸マッサージ治療院を運営。
   運良く22年目をさせていただいています。
   年間約2000症例。
   ウェブサイトをご覧ください。
   ぶんかの森治療院

資格:はり師
   きゅう師
   あんま・マッサージ・指圧師
   (国家資格・厚生労働大臣)

会社員・公務員・フリーランスを問わず、
仕事や人間関係、生活にまつわる、
有益な内容を発信します。



少しの力でよく効く方法があります。

結論から申し上げますと、
少しの力でよく効く方法はあります。

物理に考えてみましょう。
例えば、
相手の肩こりを超える力で揉むと、
その肩こりはなくなる。
そう思いがちです。

その考え方だと、
ひたすら揉み続けることになり、
あっという間に、
マッサージで指は疲れてしまいます。

では、
疲れないように揉むには、
どうすればいいのか?

筋肉の緊張への考え方を、
変えなければなりません。

治療院を運営して10年目ぐらいから、
力をかけるのではない。
力をかけるから楽になるのではない。
経穴・経絡に作用させる。
それで楽になるのだ。

肩こりになる原因にまで掘り下げて、
なぜ肩こりになるのか?
そこにフォーカスしています。

そうすると、
腕や足にまで、
肩こりの原因があると、
考えるようになります。

「木を見て森を見ず。」と言えば、
大げさかもしれませんが、
身体の肩だけを見るのではなく、
肩にまつわる枝葉にまでフォローして、
揉んでいくようにしています。

次のパートで、
具体的な揉み方をご紹介します。






一方向性・つり合い・呼吸。

マッサージ施術で、
注目しているのは、
自分の姿勢、揉み圧の強度、相手の呼吸です。

この3つの要素がベストに重なる時、
適量刺激、最大出力になると思っています。
それぞれの要素にご紹介します。



①一方向性(方向)

揉んでいる手は、
だいたい体の中心にあります。
自分のおへその前あたりです。
揉む部位によって多少変わりますが、
ほとんど、おへその前あたりにあります。
常に手は身体の前にあるので、
「一方向性」と呼んでいます。

自分の身体とお客さまの身体の間は、
およそ上肢の距離です。
ひじが少し曲がるようにして、
距離を近くします。

その姿勢は自分の体重をのせるだけで、
十分効くようになります。
座っている足の裏やひざを、
工夫して始点を作り、
腰で揉むような感覚です。
自分の指は触れているだけ。全身で揉む。
大げさでしょうか。

また、手足を揉むときは、
どうしても移動をしながら、
揉むようになります。
その時々で、
身体の中心の前で揉めるように、
移動してポジションを確保します。



②つり合い(圧)

一般でいう「こり」を、
あなたは何と表現するでしょうか?
肩が凝っている。
筋が張っている。
血流が悪い。なんて言う人もいます。

私はいつも、
「筋肉の緊張の連続」と言っています。
本当は、
リラックスするべき状態なのに、
緊張の状態なので、
しんどいのだと説明しています。

その原因は何か?と聞かれます。
それを話し始めると、
明日の朝になるので、
心身ともに疲れたのだと思ってください。
と話しています。
少し笑ってくれます。

そして、大切なのは、
マッサージをするときにかける圧力。
その圧力のかけ方です。

骨と筋肉の隙間や、
筋肉と筋肉の隙間に、
一方向性を持って、
ゆっくりと圧をかけます。

大切なのは
お客さまの筋肉の緊張と、
自分のかける圧力が、
等しくなるぐらいにします。

様子を見ながら、
もう少し圧力をかけてもいいか?
を判断しています。
経験を重ねていくと、
圧力をかける、かけないを、
揉みながら判断できるようになります。

お客さまが、
効いているなあ。
きもちいいなあ。
と思う圧力を微調整し続けるのです。



③呼吸(タイミング)

自分の体の中心に手を持ってきて、
筋肉の緊張に釣り合うように圧をかける。
ここで重要なのは、
お客さまの呼吸を感じることです。

背中やお腹をよく見ましょう。
圧をかけるのは、
お客さまが息をはく時に、
少しだけ強めに圧をかけます。

その時に気持ちいいと感じます。
それをすべての部位に、
作用させ続けると、
全身さっぱりして、
気分爽快になります。






施術者のケアも大切。

素晴らしい施術をするために、
何よりも健康な身体があってこそです。

体調に不具合があると、
やはりいい施術にはなりません。
そしてそれは、
お客さまに伝わってしまいます。

周囲から、
「いつも元気ですね。」
「元気でいるコツはありますか?」
などと聞かれるぐらいが丁度いいのです。

体調を維持するための、
セルフケアをご紹介します。


①適度の全身ストレッチ。

首周り回転。肩周辺回転。
腕から手までのばす。

開脚。
太もも・ふくらはぎの後ろ側を伸ばす。

お腹周辺をよじる。

細かくしなくてもかまいません。
ある程度気持ち良かったらそれでOKです。


②よく寝る。

身体を回復させるためには、
なによりも睡眠が大切です。
すでに睡眠の重要性は、
充分理解されています。

過去ブログ貼っておきます。
ぜひご覧ください。


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③おいしく食べる。

仕事でへとへとに疲れて食べる食事は、
本当においしいです。
また、
喉がからからになって飲むお水は、
身体の中にしみこんできます。

「疲労と空腹。」
それこそが飲食を最高にさせます。
おいしく食べるということは、
身体を使うということです。
普段からまめに動き、まめに働く。
いろんなことに意識を回す。
小さなことでも全力でやる。
その繰り返しが、
良い意味での疲労と空腹をもたらします。



④適度の運動習慣。

同じ運動でも仕事でも、
「自分発」かどうか?
ということが大切になってきます。
「誰かからやらされている。」
という意識では、
パフォーマンスが上がりません。

自分が動かしたいように身体を動かす。
それこそが、
何よりも脳をも休めることになります。

①適度の全身ストレッチと、
リンクします。
たとえば、
ストレッチは日常的に、
ジョギングは週一で。
というように予定を作るのは、
いかがでしょうか?

過去ブログを貼っておきます。
ぜひご覧ください。



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少々無理をしても大丈夫な身体を作るために、
日頃からコツコツと気にしましょう。
いきなり全て完全にすることはできません。
気になったら少しやる。
それの繰り返しです。

毎日鏡を見てください。
自分の体を見てください。
太った。
服が合いにくい。
顔がむくれている。
髪が伸びている。
いろんなことを観察してください。
それが日常生活の変化につながります。

その結果として、
マッサージの技術、
施術の3つの要素の向上につながり、
良い仕事になります。
中長期的なプランですので、
本当に少しずつ取り入れてみてください。

あなたの仕事が、
あなたの技術が、
素晴らしいものになり、
お客さまの満足度が向上することを、
心より願っています。



今回のまとめ
技術向上:一方向性・つり合い・呼吸。
自分のケア:食事・睡眠・運動をこまめに自己観察。



最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

また次回、
よろしくお願いいたします。

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