20年ぶりのご予約。記憶の扉の先にあるのは初心だった。

懐かしさを運んできた、20年ぶりの予約電話。 ごきげんいかがでしょうか? さんりんです。 いつも読んでくださり、 ありがとうございます。 今回のテーマ 20年ぶりのお客さまが、私の初心を呼び覚ました。 先日、 1本の予約電話がかかってきました。 見たこともない電話番号だったので、 ご新規さまと思い、 何気なく取ってみると、 「ごぶさたしております。Aです。」 「ずいぶん昔にお世話になっていたんです。」 と話された瞬間、 正直すぐには誰か思い出せませんでした。 誰だったかな? 名前も告げられたのですが、 あまりにも昔の話。 記憶の引き出しを開けても開けても、 出てきません。 あなたにも、 長く仕事をされていると、 このようなご経験が、 あるのではないかと思います。 もう何年も会っていない、 そんな方がいてもおかしくない、 よくあることだと、感じました。 今回は、 そんな久しぶりの、 お客さま対応で、 私が感じた初心について、 語らせてください。 Aさんは20年ぶりに、 電話をかけてくれました。 自分のスマホに20年間、 治療院の電話番号を、 メモリーしてくれていました。 マッサージ業者は、 数え上げれば山ほどありますし、 その間、 いろんなマッサージ屋さんに、 行ったことだと思います。 そのうえで弊治療院を、 再び選んでくださった。 思い出してくれたことだけでもうれしいのに、 再び私の治療院を選んでくれた。 胸がじんわりと温かくなりました。 20年前にさかのぼって、 その時に恥ずかしくない施術、 いや、 当時を思い出させるような施術にしよう。 名前を思い出せない不思議さと、 期待に応えたい気持ちがミックスされて、 わくわくしていました。 来店されても、 Aさんの、顔と名前が一致せず、 「うーん、思い出せない。」 という困惑状態のまま、 当時の思い出を話しているとき、 「喫茶サニーデイって言ったら分かる?」 お店の名前を聞いた瞬間、 頭の中をレーザービームが飛んで、 「分かりました!思い出しました。」 20年前の情景に変化しました。 喫茶サニーデイは、 Aさんが当時に営業していた喫茶店で、 ランチを出していました。 小さな雑居ビルの1階で営業、 2階が住居になっていて、 営業が...