積み重ねた精一杯の仕事が、新たなスタートのエネルギーになる。




気持ちよく働けていますか?

ごきげんいかがでしょうか?
さんりんです。

いつも読んでくださり、
ありがとうございます。



今回のテーマ
転職のタイミングはいつ?



あなたは転職したことがあるでしょうか?
この頃は転職するのは、
普通なことと言われています。
テレビを見ても、
インターネットでも、
転職を取り上げています。

転職をすれば新しい未来が待っている。
高待遇に、高収入。
休日も福利厚生も充実している。
そういった期待があるのでしょう。

私は転職しました。
前職は会社員。
工事現場で施工管理をしていました。

転職して25年ぐらい経ちます。
正直に言いますと、大変な事の連続です。
トラブルの連続なのです。
ですが、
それを乗り越えて、
トラブルが起こり
にくい環境を作り、
スムーズに運営ができる仕組みを、
作ってきました。

そうすることで、
気持ちよく、機嫌よく、
毎日を過ごしています。

一緒に働いてくれている仲間や、
数多くのお客様にも恵まれて、
感謝の気持ちで、
仕事をさせていただいています。

また、
ご近所様からも、
お野菜をいただいたり、
差し入れをしてくださったり、
何かしらよくしていただいて、
うれしい気持ちになっています。

決して高待遇、高収入ではありません。
土曜、日曜、祝日、関係ありません。
朝、昼、夜、関係ありません。
そういった環境にはなりますが、
会社員時代の方が良かったとは、
思ったことがありません。

会社員とフリーランス、
どちらもやって思うことは、
組織では「仕事に人がつく。」
個人では「人に仕事がつく。」
になりやすい傾向にあります。

組織では、
仕事が先にあって、そこに人をつける。
「担当者」と言いますよね。
適材適所という言葉があるように、
担当者の良し悪しで、
仕事の出来、不出来が決まってきます。

組織で出世する人は、
常にスキルを磨き、
リーダーシップを取り、
良い結果を出しています。
なので、
いろんなところからあてにされています。

個人事業では、
その人の良さに合う仕事を自らする。
組織の中では少ないかなと思います。

ゴールを設定して、
小さな問いを作り、クリアしていく。
これを繰り返すことで、
大きな成果を上げる。
たくさん行動すると、
たくさんの結果が得られる。
そして、次のアクションにつながる。
これもまた、
いろんなところからあてにされています。

隣の芝生は青いと言われますが、
会社員でもフリーランスでも、
生活スタイルが違うだけで、
仕事の本質はそう変わらないのです。

今回は私の転職体験談です。
今、会社勤めがつらい方、
転職を考えている方、
フリーランスを目指している方、
周囲にそういう人がいる方。

最後まで読んでくださって、
転職の実際を、
感じていただけたらうれしいです。

それでは、

積み重ねた精一杯の仕事が、
新たなスタートのエネルギーになる。


スタートです。



ブログを書いている人
ブログネーム:さんりん

職業:鍼灸マッサージ治療院を運営。
   運良く21年目をさせていただいています。
   年間約2000症例。
   ウェブサイトをご覧ください。
   ぶんかの森治療院

資格:はり師
   きゅう師
   あんま・マッサージ・指圧師
   (国家資格・厚生労働大臣)

会社員・公務員・フリーランスを問わず、
仕事や人間関係、生活にまつわる、
有益な内容を発信します。



サラリーマンが勤まらなかった。

サラリーマン時代は3年程度でした。
最後の3年目で、
「自分はサラリーマンが勤まらない。」と
気がついて退職届を出しました。
退職に至るまでに考えたことを、
まとめました。



①仕事に型があると思っていた。

子供の時から、
学校教育の中で、
1つの答えに向かって、
問題を解いたり、
課題を達成したりすることで、
いい点が取れたり、
通信簿や内申書で、
良い評価がされたりしていました。

いつの日からか、

「どんなことにも1つの答えがある」

と思うようになっていました。
あなたにもそういうとこ、
なかったでしょうか?

そのまま大人になり、
学校教育の考えのまま社会に出て、
仕事においても、
上司が答えを知っていて、
その通りにすればいいのだと、
思いこんでいました。

ある程度の仕事の型はあれども、
1つの仕事に対して、
疑問なところを解決する。
相手が本当に求めているのものは何だろうか?
と考えて解決する。
今やっていることがダメだったときの
代案を考えておく。
そういった考えの中に、
試行回数が生まれます。

ですが、
当時の私は、
思考に余裕もなく、
そこまで考えることができませんでした。
また、
そのような発想すらありませんでした。



②怒られてはいけないと思っていた。

これもまた、
子供の頃の学校教育の中での、
思い込みだと思っています。

怒られてはいけないというのは、
間違ってはいけない。
間違ってはいけないから主張をしない。
主張しないから考えない。
という沼ループにはまっていました。

仕事していると、失敗は当たり前。
なのに、
失敗することをおじけづいて、
発言をしなくなります。
仕事の内容など全然分かってないのに、
本当は細かいところまで質問して、
話を詰めないといけないのに、
分かったような顔をして、
ただそこに居るだけの人になっていました。

仕事ってバトルなところがあります。
主導権を誰が取るのか?
主導権を取るものに、
立ち向かっていくのではなく、
どうすれば怒られずに済むか?
だけを考えていました。
いつからか、
波風を立てない立ち回りをしていたのです。



③暦通りの休日に違和感があった。

あなたは、
会社の休みにこだわりはあるでしょうか?
土日祝全部休みがいいでしょうか?
それともシフトや不定休がいいでしょうか?
自分が休みたい時に、
休めるのがいいでしょうか?

サラリーマン時代は、
土日祝全部休みでした。
さらに、
お盆も年末年始も休みがありました。
365日中の120日ぐらいは、
休んでいたと思います。

仕事もろくにできないのに、
なぜか、
休みには疑問がありました。
「なぜこんなに休みが多いのか?」

10代の学生時代、
欲しいものを買いたいために、
よくアルバイトをしていました。
休みたい人をよそに、
オールでシフトに入っていたので、
家でゆっくり休んで・・
なんて思ったこともありません。

会社員になっても、
アルバイトとでは、
雇用形態も業務内容も違うけれど、
その延長なのか、
仕事に行くのは苦ではありませんでした。






違和感と体調不良。

働いていくにつれて、
数多くの疑問がわいてきました。
当時は余裕もなく、
考えることができなかったことが2つあります。

1つ目は
理解できなかった違和感です。

仕事も上司も好きなんだけど、
給与も休日も十分なんだけど、
福利厚生や組合もしっかりしているのに、
何かが違う。

具体的にコレっていう、
内容があるのではなくて、
単純に「組織」という仕組みに、
なじめなかった
のだと思っています。
完全に私のわがままです。
違和感を理由に、
会社員から逃げ出したのです。

当時気づかなかった、
もう1つのことは、
体調を崩してしまったことです。

とある日、
仕事から寮に帰って、
激しい腹痛におそわれて、
気絶していたことを忘れられません。
十二指腸潰瘍でした。

歯の管理もしていなかったせいで、
奥歯に大きな虫歯。
治療を進めて行くと、
さらに歯の土台も割れていることが分かり、
抜歯することに。

また、
疲労から、
手の平全体に謎の湿疹ができて、治らない。

当時を思い返すと、
会社員として、
自分の気持ちの落とし所が、
分からなかったのだろう。
そのアンバランスで、
体調不良になってしまった。
と考えています。






鍼灸マッサージ専門学校の門を叩いた。

十二指腸潰瘍などで、
体調不良を起こして以来、
少しづつ考えが変わりました。

職場で周りを見渡せば、
頭が痛い、お腹が痛い、肩がこる、
背中がだるい、足がだるい、
〇〇病になって薬を飲み続けている・・
など、
体調不良を訴える人が、
山のようにいることに気がついたのです。

入社してから、考えもしないことでした。
あれこれ思いながら、
とある日、
ふっとこう考えるようになったのです。

そのうち、
自分もそうなっていくのではないか?

その時に、
会社を辞めよう。
そして、
体調不良の方々をサポートする側になろう。
そう決めたのです。

最初は医師になると考えました。
当時の私は23歳で、
もしも医学部に入れたとしても、
ストレートに卒業したら、
30歳を超えることが分かっていました。
それに加えて、
お金の問題、
勉強の問題、そこがネックでした。

あれこれと調べてるうちに、
たどり着いたのは、
はり・きゅう・あんま・マッサージ。

3年間、専門学校で勉強して、
国家資格の、
はり師・きゅう師・
あんま・マッサージ・指圧師、
3つの免許を持って、
治療院を開業する。

これなら、
自分にもできるかもしれない。
休日も自分で設定して、
組織に属するわけでもない。
身体のことも学ぶから、
自分の健康管理もできるかもしれない。
そういう気持ちでした。

しかし、会社を辞める前に、
するべきことがありました。

それは、

「今ある仕事を、完全に終わらせること。」

でした。






サラリーマンをやりきった。

インターネットでは、
「嫌な職場からは一刻も早く逃げろ。」
のような、
キャッチなフレーズであふれかえってます。
当たってるなって思うこともありますが、
これは、
転職業者のマーケティング
なのかもしれません。
仕事を辞めるための代行業者まで、
存在しています。

私自身も今振り返れば、
ストレスの最中にいたのかもしれません。
体調を崩した時点で、
退社するべきだったのかもしれません。

ですが、
当時の私は担当していた工事を、
最後の試運転までやりきり、
運用ができるまで準備し、
竣工にこぎつけるまで、
山盛りの書類も整えました。

会社側からすれば、
若手の私が退社しても、
私の代わりはいます。

私からすれば、
単純に仕事が好きだった。
厳しい上司が好きだった。
ただそれだけなのです。

上司の指導のおかげで、
最後の最後、現場が終わるまで、
頑張ることができたのです。
私は決して優秀な人材ではありません。
厳しい指導の下だったから、
仕事ができたのです。

退職することを決めていた。
組織から逃げ出す準備もしていた。
だけど、
仕事が好きだからこそ、
上司が、職長が好きだからこそ、
もしも、再び体調不良が起きようとも、
1つの節目まで、
やりきる気持ちでした。

私には組織が合わない。
サラリーマンが勤まらない。
この現場が終わったら、
退職届を出そう。

会社は私に、
次の現場を準備していました。
それを告げられる前に、
退職の意思を伝えました。

退職する前に、
上司の自宅で食事をして、
改めて退社することを話し、
今までのお礼を伝えました。
私は泣いていました。
ふっと顔を上げると、
いつも厳しい、
上司も泣いていました。
きつく握手を交わしたことを、
今でも憶えています。

送別会で、営業所のみんなから、
手紙をいただきました。
ほとんどは、
次のステージでもがんばれ!
っていう内容の中、

1人の事務職員だけは、
「あなたが、
1人で現場を受け持つ姿を、
見れないのが悔しい。」
と書いていたのを、
忘れることができません。

私を親身に思ってくれている人がいたこと。
20年以上経った今でも、
こうしてブログに書くほど、
経験した仕事を超える、最高の宝物です。

だからこそ、
今でも頑張り続けることができるのだと、
思っています。

これから転職をしたいと思っている方、
会社を辞めたいと思っている方、
転職の準備をしている方、
いると思います。

周囲の人は、
あなたの仕事ぶりを見ています。
あなたがどのような気持ちで、
仕事に取り組んでいるか分っています。

ですので、
今ある仕事を、
全力でやり切ってください。
失敗上等じゃないですか。
かっこ悪くてもいいじゃないですか。
がんばっているその姿に、
人間味を感じるのです。

そのパワーが、
次の職場で、さらにギアを、
上げることができるからです。

高給であっても、
休みが多かっても、
福利厚生がよかっても、
一旦それは横に置いといて、
あなた自身はあなた自身が、
成長させてください。

あなたの転職が、
あなたの人間としての成長に
つながりますように。



今回のまとめ
転職は今ある仕事をやりきってから。



最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

また次回、
よろしくお願いいたします。

コメント

このブログの人気の投稿

釣りファン必読。仕掛けを公開 徳島・与茂田港のアジの一本釣り。

全力で仕事・作業しよう。鬼の工程で力が抜けます。

港での釣りがメインです。徳島・与茂田港のうき釣り