手技に込める想い。マッサージ施術者のリアルストーリー。




マッサージをしている時、
「何を考えているの?」と、よく聞かれます。


ごきげんいかがでしょうか?
さんりんです。

いつも読んでくださり、
ありがとうございます。



今回のテーマ
マッサージをする側の魅力をお伝えします。



マッサージ、はり、きゅうを受けるのは、
気持ちいいですよね。
時間はあっという間に過ぎてしまって、
「もうちょっとして欲しいなあ。」と、
思うぐらいで終わっちゃいます。

人当たりのいい、
技術のある先生にしてもらう施術は、
明日からの仕事を頑張ろうとか、
やらなければいけないことに、
やる気が出てきた。
と思わせてくれます。

弊治療院のお客さまは、
「マッサージを受けているときの気持ちは、
まさに無だ。」とおっしゃっております。
眠っていらっしゃる方もいます。
リラックス状態になっている姿を見ると、
楽になって本当に良かったなと思います。

ブログを書くようになって、
いろんなブログを見ていると、
マッサージを受ける人のブログ、
マッサージの良さを語るブログもありますね。

そういった、
多くのマッサージファンが、
マッサージを語るブログがあることは、
うれしいです。

そして今回、
鍼灸師、マッサージ師として、
マッサージをする側としての、
マッサージの良さを、
ブログにしたいと思います。

お客さまからよく、
「マッサージをやっているときって、
何を考えているんですか。」
と聞かれます。

確かにそう思いますよね。
ただ単純に、
せっせと揉んでいるだけではない。
ってことは分かっていると思うので、
疑問に思うと思います。

それだけに何を考えているのか?
と思うことでしょう。

私があんま、マッサージ、はり、きゅうの施術を、
どんな気持ちでしているのかを、
また、
私が思う、
鍼灸マッサージの魅力、
やりがいをご紹介します。

最後まで読んでくださる頃には、
あなたは予約の問い合わせをしています。


それでは、


手技に込める想い。
マッサージ施術者のリアルストーリー。



スタートです。


ブログを書いている人
ブログネーム:さんりん

職業:鍼灸マッサージ治療院を運営。
   運良く22年目をさせていただいています。
   年間約2000症例。
   ウェブサイトをご覧ください。

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ぶんかの森治療院
徳島県徳島市にある、                      はり、きゅう、あんま、マッサージのお店です。

資格:はり師
   きゅう師
   あんま・マッサージ・指圧師
   (国家資格・厚生労働大臣)

会社員・公務員・フリーランスを問わず、
仕事や人間関係、生活にまつわる、
有益な内容を発信します。



目指す施術は、鍵と鍵穴の精度。

お客さまが思う、今一番辛いところを、
あらかじめ聞いてから、
施術を始めます。

その時点で、関連している部位を、
おおまかに想像しています。

通常は、
レーダーやセンサーで検知するように、
指を当てていきます。
その時はあまり何も考えていません。
ですが、
なんか違うなと思う所が必ず出てきます。
そこがお客さまの思う、
辛いところとおおよそ一致しています。

お客さまの筋肉の緊張と、
私のマッサージの圧力や方向が、
天秤で釣り合うように等しくなる時、
お客さまは、そこそこっていう風に、
なると思っています。

そして、
そういう場所は、だいたい、
筋肉と筋肉の隙間、
骨と筋肉の隙間、
連続する骨の隙間、
筋肉そのもの。
のどれかです。

それは、
身体の全ての部位で起こっています。
全ての部位で、
釣り合う状態を起こすことで、
お客様はリラックス状態に入っていきます。

先ほどから書いている、
「釣り合う」という状態は、
タイトルの通り、
「鍵と鍵穴の精度」と例えています。

ちょっと抽象的すぎるでしょうか。

お客さまの筋肉の緊張具合が鍵穴。
施術の圧力、角度、方向が鍵。
隙間なく、ぴったりと合う。
それで不調の扉を開けたいと、
思いながら施術をしています。

いきなりすべてが治ったりしませんし、
何日か経つとまた元に戻ってしまいます。
ですが、
せめて施術中だけでも、
その後数日間でも、
楽に過ごせたらいいかなと、
思っているのです。

長年やっている私は、
あまり疲れずに、
マッサージを続けるためのコツを、
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経験と勉強の両輪で肌感は生まれる。

それでは、
その施術の技術は、
どのようにして感じとることができるのか?
ご紹介します。

私はその技術のことを、
「肌感」とか「勘」と呼んでいます。

肌感や勘からお客さまが楽になるように、
東洋思想、
はり、きゅう、あんま、マッサージの書物を、
私にでも分かるように、
解説された本を、
大まかに、ざっくりで良いので読んでいます。

とは言っても、
本当に基礎的なことについては
ノートに書き写していました。

実際に勉強をする、
特に書き写すなどの、
手を使って書くと頭に残り、
それを基本に何度も施術をすると、
腹落ちするというか、
体になじむようになります。

まずは理屈を学びます。
体が覚えてくると、
理屈を体現することになります。

ものすごく抽象的に言うと、
徐々に施術の角が取れると言いますか、
自然と手先が動き、手数が増える。
結果として、
お客さまの身体が楽になる。
という現象として現れます。

お寿司屋さんや居酒屋さんの、
花板さんのように、
ニコニコ接客をしながら、
本当に美味しいお寿司を出す。
そして、お客さまは感動する。
また、
ドラマーが難解なリズムを、
楽しそうに、明るく叩いている。
それを見て、聞いて、
お客さまは楽しめる。感動している。

それを、
はり、きゅう、あんま、マッサージで、
表現している。
人当たりもよく、清潔感もあって、
話題も豊富で、優しくて、
表面上だけでなく、
医学も分かっていて、
お客さまの苦痛を共有できる。

施術が終わると身体は楽になっている。
それを喜んでいただく。
ちょっとわかりにくいでしょうか。

基本的に、
学術の基礎には、
古典の医療としての東洋医学や、
自然科学としての東洋思想があります。

それをいちいち分かってもらおうとして、
お客さまに話す。
ということはありません。
反対にそれは、してはいけません。

当たりのいい施術者は、
自分の努力やルーティン、
めんどくさいことをしていても、
一切話したりしません。

それをわかっていて、
お客さまの前ではニコニコしているのです。
余裕を見せているのです。

ですので、
ひょうひょうと
している、
のにも関わらず、
あの人は上手だと言われています。
当たりのいい、明るい先生だと、
高評価を得ているのです。

ひたすら勉強して、
体になじむまで施術をして、
その結果が出ても、
まだ結果が出ない、その途中でも、
笑顔で対応する。
そこがプロだと私は思っています。

経験と勉強の両輪で、
「肌感」、「勘」は
気がつけば身についているのです。






「させていただく」感謝と神回施術。

施術の上達は、何をおいても、
お客さまに、
施術をさせていただく以外ありません。

身内や友達にさせていただくのも、
いいのですが、
リアルな声は、
お客さまの反応が全てなのです。
施術が良ければ、
次回電話がかかってきます。
施術がイマイチなら、
電話はかかってきません。
本当に分かりやすいです。

ですので、お客さまが、
「身体を任せてもいい。」
「お願いしてもいい。」と、
思われるような人物に、
ならないといけません。

身なりをよくして、清潔感を出して、
運動習慣をつけて、体型を維持し、
勉強や読書の習慣をつけて、話題を保ち、
規則正しい生活をして、体調をよくする。
自分にある程度の厳しさを保ち、
人格を育てる。
なのに、自分のがんばりを、
ひけらかすこともなく、
自分を少し下げている。

お客さまに違和感を感じさせては、
自分の身体を任そうと思ったりしません。
むしろお客さまは離れていきます。

そういったことの積み重ねが、
少しずつ信用となり、
次回施術へとつながるのです。

私は開業するにあたって、
やりたくないと思っていたのは、
長髪、サングラス、長い髭でした。
パッと見て、
清潔感が足りないと思ったからです。
それをやっている施術師の方がいましたら、
ごめんなさい。
完全に私の趣味の世界です。

なるべくきれいにして、
自分を下げて接する。
最低限度これだけして、
ようやくお客さまとのスタートラインに、
立てているのだと考えるからです。

そしてようやく施術に入ったら、
前述したとおり、「鍵と鍵穴の精度」を、
どれだけ感じてもらうことができるか?
お客さまに感動を与えられるか?
という場面になります。

自分が持っている、
全ての手技、知識、経験から、
次はどこか、この後どこか、
どこにアプローチするのか。
自然と手は行ってるか。

自分の中の引き出しを全て出して、
お客さまに合わせた全てのことを、
対話の中で時間を忘れて、
フロー状態に入り、やり尽くす。

そこまでやって、
どうしようもなかったら、
本当にごめんなさい。
というレベルまでやりきる。

あんま、マッサージという仕事は、
本当にめんどくさい、
手間のかかる仕事です。

そのめんどくさいことを愚直に、
やり切ってください。
体力使って、気を使って、
疲れ果てると思います。

本当に大切なのは、
そこに感謝の気持ちを乗せる。

その気持ちを忘れずに施術を行います。
その気持ちが届くかどうか?
と言われれば分かりません。
私はスピリチュアルではありませんが、
届くと思っています。

もしも、結果がでなくても、
自分はこれだけやれた。
手間を惜しまず、
やれることはすべて出しつくした。
と思おう。
と、腹をくくるぐらいの気持ちでいます。

そう思うからこそ、
愚直に施術をしていくことができるのだと、
考えています。
お客さまも、
少しでも楽になっていることは、
わかると思います。

そして、
何より一生懸命やってることは、
伝わっていると思います。
そこにお客さまは感動を覚えます。
ありがとうと思うのです。

自らが汗を流し、
感謝を込めて仕事をさせていただく。
そして、
お客さまは結果に満足ししている。
そしてまた、
次回の施術をさせていただく。

このループが継続していると、
ある施術で、
お客さまの満足度が星5つレベルで、
「本当に良かった。」という、
神回施術が起こり得るのではないかと、
考えています。

私はこれからも、
ひたすら施術のレベルを上げ、
体力、気力が尽きようとも、
「させていただく」という気持ちを、
乗せ続けていきます。

神回施術の連鎖を起こすまで。



今回のまとめ
施術に感謝を乗せて、神回施術の連鎖を起こそう。



最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

また次回、
よろしくお願いいたします。

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